休肝日の意味
こんにちは!
〝休肝日〟について考えてみました。
肝臓を休める日。肝臓は、生命活動を維持するため、毎日24時間、休むことなく働いています。
飲酒をすることによって、日々の〝仕事〟にプラスして、肝臓のアルコール処理という〝仕事〟が増えることになります。
もし、肝臓を働きについて、会社の仕事にあてはめてみると、、
日々の〝仕事〟⇒ 会社の勤務時間
飲酒によるアルコール処理の〝仕事〟⇒ 会社での残業
肝臓がアルコールを処理できる能力は、体重1kgあたり、1時間に100~200mg。大体ですが、体重60kgの人だと、日本酒1合(180mℓ。含まれるアルコールの量は、約22g)を処理するために、2~3時間かかることになります。
毎日、2~3時間の残業していると考えると、かなりハードな勤務になります。とはいえ、週休2日があれば、また若いうちは、なんとか勤務できるかもしません。また、短い時間の睡眠によって、なんとかなるかもしれません。
肝臓には、〝週休2日〟はありません。また、肝臓は〝睡眠〟をとることもありません。
では、肝臓を休ませるということで、飲酒をしない〝休肝日〟をつくるとします。
休肝日を作れば、肝臓は心配ないのか?問題ないのか?と、言ったら、そんなことはないと思います。
ちなみに、1週間、毎日、日本酒2合以上(ビールなら中瓶2本位)を飲み続けると、生命にかかわるリスクが増加するそうです。
ところが、この飲酒量を毎日ではなく、4日間(3~4合/日)を飲酒し、残り3日間を休肝日にすると、そのリスクは増加しないそうです。
とはいえ、個人的に、休肝日を3日作れば飲酒OK!とはなりません。生命にかかわるリスクが増加しないというデータがあるだけです。
以下のリスクに関して〝問題ない〟という確実なデータはいまのところありません。
飲み続けることによって
*脂肪肝
*咽頭がん、食道がん、大腸がん
*脳・心疾患
*栄養吸収の阻害 など、、
飲酒をすることによって、リスクを負うのは、肝臓だけではないです。
〝休肝日〟という言葉を、「飲まない日を作れば、お酒を飲んでも大丈夫」というようにとらえてしまうと、良くないかなあ、と思います。
「適度な飲酒をする人は、休肝日はなくても良い」とする意見もあるようですが、個人的に〝適度〟って何?どのくらい?と疑問です。